「私の出合った日本百名山」 他の山々

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help リーダーに追加 RSS 三方分山 (さんぽうぶんざん 1422m) [山梨県上九一色村町・身延町] 山梨百名山 

<<   作成日時 : 2008/03/19 22:10   >>

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☆☆☆  週刊 私の出合った日本百名山 他の山々 第208号 2008/03/19 ☆☆☆

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 みなさん、こんにちは。

 一昨日、彼岸入りでしたね。明日は春分の日です。
暖かくなってきましたね。
庭のカンヒザクラは満開を過ぎ、ラッパ水仙、サンシュウ、コテマリ、ヒヤシンス、
スノーボール、ボケなど庭の花々が咲き出しました。
 今年はメジロだけでなく、ホトトギスもやってきています。家にいながら春のすば
らしさを感じているこの頃です。 
 
 今回紹介する山は、三方分山(さんぽうぶんざん)1422mです。
三方分山は富士五湖の1つ、精進湖のすぐ北側にある山です。
2月中旬の3連休を使ってたっぷり雪に接してきた山歩きの第4弾です。1弾から、
2、3、4とだんだん雪が深くなるとは考えもしませんでした。
 おかげで久しぶりの胸までのラッセルまで経験することができました。 
 
【今週紹介する山】


 三方分山 (さんぽうぶんざん 1422m)

             [山梨県上九一色村町・身延町] 山梨百名山 

 私の印象は

      「 だんだん雪が深くなり胸までのラッセルを経験した 三方分山 」


【歩いた日】     2008年2月11日(月)

【天候】        快晴

【コース及び時間】


精進湖7:15−8:47女坂峠8:52−10:24三方分山〈1422m〉10

:45−11:13女坂峠11:25−12:01精進湖P


 【 登り 3時間04分  下り 1時間04分   合計 4時間08分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにして
 ください。


【感想 等】

 富士山を見ながら白銀の世界に浸かりたいと出かけた2月中旬の3連休、2泊3日
の第4弾「三方分山山」である。
三方分山は富士五湖の1つ、精進湖の近くにある山である。

 1日目は箱根の丸岳(NO.205号)に登り、2日目は山中湖近くの石割山(N
O.206号)と河口湖・西湖近くの足和田山(NO.207号)に登った。1つ目
の丸岳が積雪が20cm、2つ目の石割山が積雪30cm、3つ目の足和田山が40cm
と雪が増えていくのが不思議だった。4つ目の三方分山はどうなるのか・・・。
丸岳
石割山
足和田山 

 私の頭の中では、丸岳は別にしても他の3山は富士山の北側に並んだ同じくらいの
高さの山である。積雪は多くても40cmくらい、膝下であろうと考えた。

 そして、雪が降ってから良い天気が丸々1日経った現在は、雪が少しは解けたり多
くの入山者があったりして歩きやすくなっているだろう。そんなことを考えながら精
進湖に向かった。

 精進湖には夕刻前に着いた。精進湖の北側にある富士山ビューポイントに行くとカ
メラマン達が数十人大型カメラを構えていた。私は家の近辺で開かれる写真展には時
間の許す限り見せてもらいに行くが、富士山の写真展が一番多い。彼らは毎週末、多
くの富士山ビューポイントに通いシャッターチャンスをねらっている。

 この日は写真としてはありふれた「赤富士(正式な赤富士は夏の富士山であるとい
う人もいる)」であったが、真っ白い富士の雪が夕日で赤く染まっていくのはきれい
でいい(HPの写真参照)。私も刻々と変化する富士に見とれてしまった。
 近くの喫茶店には暖をとるためカメラマンが休んでいた。そこにはカメラマン達が
撮った富士山の写真が展示されていたので拝見させていただいた。
富士山はそれぞれどれもいいなあ、とつくづく思った。

 「三方分山」。名前からすると3つに分かれた山。尾根が3方向に連なっているの
でそういう名前かと思ったが、3つの村の境界だったためだという。そのまんまの味
気ない名前だ。今回、「富士五湖と富士山展望の山」というテーマで地図を見たり調
べたりしなかったら三方分山を見つけなかったであろう。
 
 しかし、調べると入山者はそれほど多くはないが、葉の落ちた冬場の展望のすばら
しさが本には出ていた。富士山の展望が特にいいし、精進山、パノラマ台と周遊でき
るのがうれしい。
期待を込めて就寝した。

 翌朝は早くから車が出入りしていた。朝の富士山の写真を撮るためだ。私も気にな
って準備をしながらちらっちらっと眺めていたが残念ながらあまり美しくはならず太
陽が昇ってしまった。
 車の中に脱ぎっぱなしだった靴を履こうとすると、左の靴が変形したまま凍ってい
た。足を入れようとしたが上手く入らない。仕方がないので凍った靴ひもをやっとの
ことで緩め、何とか足を滑り込ませた。
ペットボトルの水もシャーベット状であった。前夜は晴れたので放射冷却でより冷え
たのだろう。

 7時15分、登山口の精進に向かって出発し、湖沿いの舗装道路を進んだ。数分で
精進に着いた。そこにはカラー写真付きの「山梨百名山」の立派な案内板があった。
山梨県が山に力を入れていることがわかった。
そこの地図で周辺の様子を見て出発した。

 集落に入っていくと、屋根の積雪はまだ30cmほどあった。古い民家もありびっく
りした。
集落の間を川沿いに進んでいくと神社があり、その先から山道になった。
この山道は駿河と甲府を結ぶ古道だという。
そこの雪の上に1つだけ足跡が付いていた。
よかった、昨日登った人がいるのだ、これなら気持ちよく歩けるぞと思い、登ってい
く。

 しかし、5分ほど歩いたところで、足跡は消えていた。
古道の山道といえども、雪の中に45cmくらい足がもぐる。
きっと、麓に近いここで45cmではこの先1人では登れない、またはラッセルが嫌
だとばかり引き返したのだろう。

 前日の午後から登った足和田山とは違い、今はまだ朝だ。
これからラッセルをしても十分登る時間はある。

 私はずぼっ、ずぼっと、新雪に膝までもぐる雪に足跡を付け壺足で登っていった(
HPの写真)。
道はたいして急ではないが、膝まであるとスピードはかなり落ちる。
時間に余裕があるので苦にはならず、壺穴を作るのを楽しみながら登っていった。

 しかし、ややハイペースであった。
途中からは疲れ、5分進み3分休むという感じになってしまった。

 8時47分、女坂峠に着いた(HP写真)。コースタイムでは1時間であるが、1
時間半かかっている。
やはり壺足では思った以上に時間がかかる。

 女坂峠には古道の峠らしく石碑と石仏が半分雪に埋まっていた。3体ほどの石仏は
胴体だけであった。
峠の雪が少ないところを選んで腰を下ろして休んだ。

 ここまでは南側から登ってくる古道で歩きやすかったが、ここからは西に進む尾根
道である。
最初から雪の吹き溜まりになっていて雪の壁が出来ている。ももまで雪に埋まり通過
する。
そのまま尾根を歩いて行ったら腰から胸までの雪であった。1歩進むのにも大変だ。
それで、何回も引き返したりコースを探したりして、沈みにくい藪の中を選んで歩く
(HPの写真)。

 私のスパッツはゴアテックスひもタイプの旧式のものである。かつてずれ落ちてき
たことがあったのでサッカー用のストッキング止めでとめてあった。45cmで膝ま
で雪に埋まらなければ大丈夫である。
しかし、雪が深く、しかも藪の中を歩いているので途中で片方を落としてしまった。
帰りに拾えばいい、とストッキング止めを落とした近くへ目印を付けて進む。

 場所によっては北斜面がやせているところもあったので慎重に進んだ。

 そのうちにすごい急坂になった。雪で滑って前に進めない。踏ん張っても雪だけ滑
って足は元の位置に戻ってしまう。
仕方ないので木を掴み腕力で上がる。高さは30mほどあっただろうか。
何とか乗り切ると少しはなだらかになり、しばらく進むと赤茶色にさびた鉄の看板が
見えてきた。やはりそれは、三方分山の山頂の標識だった。時刻は10時半少し前で
あった。

 山頂は南側の一部分だけ樹木が切られ精進湖と富士山が見える(HP写真)。
富士山の前には小さな大室山(1468m)がある。それでこの風景は「子抱き富士
」と言われている。なかなか素敵な風景だ。

 女坂峠から1時間半、精進からは3時間かかった。
かなりハイペースで体力を使って登ってきたのでかなり疲れた。
パノラマ台まで縦走しようと思っていたが、ちょっと疲れすぎた。
スノーシューを用意していればもっと簡単に歩けたかもしれない。しかし、軽めの雪
であるし勾配がきついところでは使えないかもしれない。

 私は富士山が見えるところの雪を踏み固め座れる場所を作り、ビニールシートを敷
き展望を楽しみながら休憩した。
保温水筒に入れた暖かい紅茶がおいしい。冬場は保温水筒が一番だ。

 20分ほど休み、同じコースを戻り始めた。
自分の足跡があり歩きやすいし下りは楽だ。すいすい進む。

 行きに私が苦労した急坂で、中高年6人組が登れず苦労していた。
「ずっとこんな登りですか。」彼らに聞かれた。
「いえいえ、ここだけで、あとはそれほどでもないですよ。」と答えた。
彼らにストッキング止めのことを聞くと、先頭の男性が拾って持っていた。お礼を言
い返してもらった。よかった!
彼らにこの山の情報を教えた。彼らもパノラマ台まで行きたかったようだが、山頂か
ら先はラッセルだというと引き返すという。

 その後の下りは彼ら6人の足跡で雪がかなり固まった中の下山である。
スムーズに進むことができた。

 1時間半かかった登りも、彼らと話したにもかかわらず30分もかからずに女坂峠
に着いた。
峠で10分ほど休み、雪山の余韻を楽しんだ。
そこから精進湖までは36分だった。こちらも登りの3分の1の時間だ。
快適に下ることができた。

 3日間で、4つの違った雪山を満喫することができ充実した気分で帰路に着いた。
軽アイゼンは今回出番がなかった。次回の冬山は本格的アイゼンをつけて歩こうかと
思っている。
 

◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。

   http://masarus2.hp.infoseek.co.jp/hyaku-d/hyaku-dindex.htm

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◆◆masarusのコーナー◆◆  ・・・ デジタルカメラはカメラではない? ・・・

 先週末は富士山の写真展を2つ見てきました。どちらも全倍(前史の2倍の大きさ
)や全紙で迫力がある富士山の写真でした。ちょうど、その1つの会場で白籏史朗氏
のお話を聞く機会がありました。彼は山岳写真家の第1人者であり、講演を聴いたり
著書を読んだりして私は山の写真の撮り方を学んできました。
 多くのプロカメラマンがデジタルカメラに変更するか併用していますが、彼はフィ
ルムカメラしか使っていないと言っていました。また、デジタルカメラはカメラでは
ない、とも言っていました。記号が並んでいるだけのものだ、というのです。
 確かにアンダーの画面を正常にしたり、不必要な物を削除したりと並んでいる記号
を操作することで自分の意図した写真に変えることができます。それがデジタルの良
さでもありますが、本物の自然の、見たままの、自分で写した風景か否かをわかりに
くくしていることも確かです。
 私もデジタルの画素数が多くなるまではフィルムカメラを使っていましたが、写真
にするコストの安さ、HPにアップしたりメールに添付したりする手軽さなどから今
ではフィルムカメラはほとんど使わなくなってしまいました。
 だた画像にあまり手を加えずにプリントしています。あくまでも「私が出合った山
々」を忠実に再現したいと思っているからです。
 
(読者の皆さんからのメールを募集します。このメールマガジンを読んでの感想でも
いいですし、ご自分の体験談でも、ご質問、ご意見でも何でもかまいません。このコ
ーナーではそれらを紹介していきます。)
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◆◆次号予告◆◆ 琴平山[象頭山](ことひらやま[ぞうずさん] 524m)
          ・大麻山(おおさやま 616m)  [香川県善通寺市]  

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